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【寮生活のすすめ】現役高専生が語る高専の寮とは

みなさんこんにちは!ほっくんです ^ - ^

本日は高専シリーズ第二弾で、

高専寮生活 についてお話ししていこうと思います。

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僕は高専入学にあたり、

距離が遠い自宅から学校に通うには不可能でした。

そこで高専の寮に入ることを覚悟し、嫌々ながら入寮の日を迎えました。

そして五年間暮らした今、そんな高専の寮について赤裸々に語りたいと思います。

 

それでは、いってみよう!!!

 

寮の概要

高専学生寮は、ほとんどが教育寮として位置付けされています。

教育寮はアパートや宿舎とは違い、共同生活を行います。

共同生活、これめっちゃ大事なキーワードです!

つまり、家ではないし、自分一人で住んでいないってことです。

 

システム・設備的なことでいったら

トイレや浴場が共同で部屋は別になっています。

ご飯ですが寮食堂っていっておばちゃんたちが心を込めて作ってくれます!!笑

 

寮食堂によっては学校の学生食堂、いわゆる「学食」と同じとこもありますが

僕の高専の食堂は別で(会社は同じ)、三食食べることができます。

三食で一日1000円程度、ご飯・お汁はおかわり自由で、

部活をバリバリしていた頃はとても助かりました!みんな結構おかわりしてます

 

寮の運営

寮の運営は寮担当の先生、寮務部、寮生会で成り立っています。

これも高専によって違いますが、僕のところはこんな感じでした。ある高専の寮では、寮生会の下に委員会があり中学校や高校の委員会のように委員長、委員が所属しているとこもあります。

 

僕は二年生の後期から寮生会の務め、四年生の時には寮長も経験させていただきました

→そのおかげで、他の高専にも行き学ぶ機会も多かったのでこうやって記事を書くことができます

 

高専の寮は学生が寮の運営に携わる寮がほとんどだと思います。

ただ「管理されっぱなし!」ではなく、

自分たちで組織を動かしていけるのも高専の寮のいいとこです!

 

寮の仕事と低学年

共同生活ということもあり、寮には仕事があります。

ゴミ当番、放送当番、風呂掃除、週番(週の当番)

が僕の寮時代にあったおもな仕事でした。

寮生活には朝と夜に点呼があるんですが

週番っていうのは、寮生の朝点呼をとったり、洗濯場の掃除や荷物を届ける仕事です。

 

僕の寮では仕事のほとんどを下級生(低学年の一二年生)が行っていました。

そのため下級生の頃はあまり自由時間もなく大変でした。。。

 

また下級生に対しては、寮生会から指導と呼ばれるお叱りの場が不定期的に開かれました。仕事のミスや挨拶がしっかりできていないと怒鳴られるなどきつく怒られていました。

 

しかし時代が変わり、社会的にいじめなどが問題視されるようになったこともありその指導内容や指導方針も社会に合わせて変化を遂げています。

 

現代でもこのような指導が行われている寮は数少ないので安心していただいて大丈夫だと思います。(威圧的な指導の廃止や、仕事の均等化が図られている)

 

寮のメリット

「上下関係が身につく」・「挨拶のできる人間になる」

 この二つは社会に出る前に身に付けておきたいことですよね。寮生活では同級生だ けでなく先輩や先生方もおられます。部活なんかよりずっと濃い縦の繋がりがあることで、言葉遣いや日常的な挨拶は習慣化され、社会に出る準備段階ができるのです。

 

挨拶は相手の第一印象を大きく決めてしまいます。実は話の内容よりも挨拶や笑顔、その身嗜み、声が相手の第一印象を大きく決めています。相手に好印象を持ってもらえるように、まずは自分から元気に挨拶しましょう

 

「時間を考えて行動できる」

 共同生活を行っているのでたくさんの決まり事が存在します。その中でも特に感じるのは時間についてです。ご飯やお風呂の時間にはじめ、点呼があるため、帰宅時刻や起床時刻も決まっています。家では好きな時にお風呂に入ったり、ゴロゴロできるかもしれませんがそうではないってことです。

しかしこれにはいいことがあって、時間をみて行動できるようになります。また時間の使い方がうまくなると思います。1日を24時間以上に使いこせますよ!^_^

 

ポイントは腕時計をはめて生活すること!これは大事なことです。

ちなみに僕は五分でもたかが五分だと思わない、空き時間を大切にするように心がけています。五分でもその空き時間をトータルすればどうですか?

きっとたくさんの時間を作ることができます!

 

「友達と本当に仲良くなる」

毎日が修学旅行のようです。朝から夜まで友達と過ごせます。一緒に遊んで勉強してとっても楽しいですよね。5年間も一緒に過ごせばその仲は幼い頃から遊んでいたような感覚になります。ただ、いい影響を与えてくれる友達を選びましょうね!笑

たくさんの友達ができると自分の考えとは違う意見を持った友達ができ、自分の考え方や世界が広がっていくのも楽しいです。

 

「学校が近い」

学校が近いことすっごい良いんです。ひとつはでもでも、たとえでも少し歩けば学校ですから便利です。友達には寮だから傘はいらないと言って、傘を持ってない子も多くいるほどです。そしてもうひとつは登校時間が少なくて済むのでその分他のことに時間を回せます。特に建築で課題が忙しい時はギリギリまで模型を作ったり、またテスト前にはギリギリまで勉強したりしてます。

 

寮のデメリット

「郊外にある」

高専って大体が街のはずれにあって、郊外の学校なんですよ。僕の住んでいる寮の周りは田んぼとネギ畑しかありません(泣)シーズンになるとめっちゃネギの香りがします。

 

郊外にあるってことで生活は不便です。車や原付の持ち込みが禁止されていたために本当にこれは不便でした。高専によっては原付の持ち込みがいいとこはあります。

 

社会と隔離されたようで、人によっては二次元とか変なものにハマったりします。これは高専生にも言えることですが、、、これが一般的に言うオタクってやつですね。

なんでかはわかんないですが、僕はハマることもなく大丈夫でした笑

 

「プライバシー問題」

いつも友達が近くにいるっていう一方で、完全に一人だけの時間を持つことが難しいというデメリットがあります。

 

マイペースに過ごしたい、誰にも邪魔されない自分だけの時間をずっと確保したい、他人にプライバシーをさらすのが極端に苦手という人には向かないかもしれません。

 

僕が暮らしていた寮では上級生は一人部屋だったのでプラーバシーは保つことができました。一人の時間はやはり確保したいと思うので、入りたいと思っている寮が一人部屋が可能なのか問い合わせてみるのもいいかもしれません。

 

「人間関係」

寮生活では、日本中、また世界の国々から、いろいろな価値観や習慣を持つ人が集まって生活しています。おとなしい人、活発な人、気配り上手な人、ずうずうしい人、時間厳守の人、時間にルーズな人、繊細な人、ずぼらな人など性格もさまざまです。

 

気がなかなか合わなかったり、時には喧嘩をして関係が気まずくなったりするかもしれません。男子寮よりも女子寮の方が怖いって聞きますがどうなんでしょうか笑

 

ただし、そうしたことを乗り越えて上手に共同生活を送ることができたら、その後の人生でもプラスになることは確実だと思います。

 

 

 

 

最後に一言

僕は自身の寮生活について振り返ってみるととてもよかったと感じています。中学を卒業した段階で親元を離れるのはとても不安なことだと感じるかもしれませんが、それ以上に大きなものを寮で学べるはずです。

正直、僕も寮なんて入りたくないって思っていました。みなさんと同じです笑

 

ただ今では、20歳になる前のこの5年間を親元を離れ寮で暮らせたことに本当に感謝しています。自分でも成長を感じるほどです。

 

寮は何よりも成長します、この一言に尽きるといってもいいです!

久しぶりに実家に帰った時、その成長した姿に親は驚くこと間違いなしです。学校でもやっぱり寮生の目は輝いていて、家から通っている子よりも大人びています。僕はそう思います。

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 さて今回は高専の寮生活について書かせていただきました!

実際に暮らしてみて感じたことを多く書きましたので、寮が不安だ〜とか、入るか迷っている〜って方に少しでも参考になれば嬉しく思います。

 

最後に、

寮のキーワードは共同生活成長です!

寮に入ったあなたの成長を期待します!!!!

 

ではまた(^○^)

 

 

 

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